※この記事は昔少しだけ書いていたブログ記事を転載したものです。
こんにちは。ズッキーです。
最近、寝る時間を削って、ブログを書いているせいで、とんでもなく眠いです。
今回は留学生活初日にした失敗談を書いてみました。
フィンランド・オウル到着!−20℃の極寒と、アパート裏手のTOKMANNI
フィンランドのOulu到着初日。私はフィンランドで留学中、これから生活するアパートに無事着くことができました。腹ペコの私は食糧の買い出しをするために、スーパーに行くことにしました。幸いなことに、ここまで案内してくれた学生によると、スーパーはこのアパートのすぐ裏手にあるとのこと。胃袋がキュルキュルするくらい、お腹が腹ペコだったので、これだけ近いことには助かりました。

この日は結構寒くて、外は−20℃の世界。寒くて立っているだけでもものすごく体力を使うような寒さなので、当然お腹もめちゃくちゃ減っていました。
18時過ぎ着の便だったので、アパートに着いたのはたぶん19時とか19時半ごろ。極夜のフィンランドでなくても外は真っ暗な時間帯です。
ちなみに、Ouluの緯度は、北緯65度くらいで、ギリギリ北極圏(北緯66度33分から北極圏)ではないけど、ほぼ北極圏といってもいいような場所にあります。そのため、1月のOuluは極夜の真っ盛りで、1月の日照時間は、たしか10−14時くらいです。
私のアパートがどういう場所にあるかというと、大学のほぼ正面。アパートの裏には小さな林があります。

次の日にアパートの窓から撮った写真を見ると、その林がよく見えます。何度見ても綺麗な針葉樹林です。スーパーがあるのは、この窓から見える林の奥。スーパーなんて無さそうだけど、あるのです。私の行きつけのスーパー、TOKMANNIが。
いつも行くスーパーの写真なんてないかと思っていたら、あったので載せておきます。
海外スーパーの洗礼!フィンランド語の壁と謎の食料品選び
初日の話に戻ります。
教えられた通りに、TOKMANNIに行った私。

案外、品揃えはいいのですが、何を買ったらいいのかわからないのが、困ったところ。というのも、特に、日本のスーパーと違って、パン、乳製品、ハムの選択肢がありすぎて、見た目で中身が判断しきれないので、どれが普通のパンで、どれが普通の牛乳で、どれが普通のハムなのかがわからないのです。
今の人なら、カメラで読み取って、Google翻訳にガシャンコと入れて、日本語に直せばすぐ解決する話だと思いますが、私のときはそんなものはなく、雰囲気と直感に頼って、食べ物をエイヤッと選ぶしか手段がなかったのです。美味しいご飯にありつけるかどうかは賭けでした!
結局、私はパンと牛乳とサラダとハムを買いました。フィンランド人と思しき、他の買い物客が買っているものを観察してマネしたり、見覚えのあるものを選んでみました。
結局、私の主な食べ物は多少は変わりましたが、この時から一年間ほぼ変わらず、ほぼ似たものを毎日食べて過ごすことになりました。
とにかく、現地に行ったら、現地の人と同じ食生活をすれば、安く済むはずだという頭があったからです。食事から現地に馴染んでいく。と言うと、私の心の師匠である冒険家植村直己大先生や探検家高野秀行師匠っぽくてかっこいいのですが、本当は、切実にお金がないから、ケチっていたというのが実情です。
私のresidence permitだとバイトできないことも、理由としてありました。
初日から大失敗!? 買ったフランスパンがクセモノ
とにかく、このときは疲れていて、見慣れたものを食べたかったので、私は白いバゲットを買って帰ってきました。フィンランド製ではなく、フランス製だったのですが、一番馴染みがあるパンで間違いない気がしました。2本で2euroくらいした気がします。高いから、もう一回買ったくらいで、それ以降はもう買わなくなりました。
しかし、なんだか、不思議な感じのフランスパンでした。
何せ白いのです。ここまで白いフランスパンはあまり見たことがありません。
でもお腹が減っていたから、齧ってみることにしました。
「ん??」
なにやら食感がおかしいのです。少しねちょっとして柔らかい感じです。
おかしいのは食感だけではありません。味もおかしいのです。一言でいえば不味い。なんでしょう、このクソ不味いフランスパンは!? 本当に私が今まで食べてきたパンなのかと心疑いました。
カリカリさのかけらもなく、香ばしさが皆無です。あえて言うなら、発酵臭はします。でも、パンというレベルに達していない。なんというか、パンに至れていない。でも、ほら、日本にも白いパンはあるし……。
「ん? パンに至れていない?」
私はそこで違和感に気がつきました。慌てて、パッケージを確認します。
パンの入っていた袋には、フランスの国旗のマークが入っていました。でもそれは知っています。大事なのは、それではない方です。右上の端の方に、時計のマークと時間と温度が書かれていました。『220℃で10分』と。
「あれ?」
これはまさかオーブンで焼いてから食べなければいけないのではないか? もしかして、そのまま食べることを想定していないタイプのパンなのでは?
試しにオーブンで焼いてみることにしました。ちなみに、オーブンはコンロと同じくらい大事なので、フィンランドでは、デフォルトでアパートに備え付けられています。
その結果…。
……焦げました。オーブンに慣れてなかったようです。タイマーも付いていませんでした。あるいは、タイマー機能は付いていたけど、一年間気がついていなかった可能性もあります。

箸は日本から持って行った韓国の箸。
食べてみると、まるでバケットのような香ばしさがありました。口に広がる小麦の香り。これはまるで、フランスパンのようではないですか!?
うまい。すごいうまいわけでもないけど、焼く前の数倍はうまい!!
私は気がつきました。
これはきっと、焼く前に一口食べて、焼いた後に食べることで、ギャップによる美味しさを演出する商品なのだ。そうだ。そうに決まってる。そうでなきゃおかしい。私がこんな初歩的なミスをするわけが…。
うん。あるね。
というわけで、私はフィンランドでフランスパンの洗礼を受けました。
恐るべきフランス。恐るべきフィンランド。
このフランスパンに関して、今では、あのコストコにこの白いフランスパンが売っているようなのです。日本ももはや外国ですね。
私が食べたのは、コストコのフランスパンと同じ仲間です。
ぜひ、お近くのお店で見つけたときは果敢にトライしてみてください!
こうして始まった私のフィンランド留学生活。初日からこんな調子ですが、人なんてそんなに変わらないので、これからもこんな感じで進みます。
それでは〜。



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