[令和6年台湾3日目②]四草緑色隧道遊覧船で緑のマングローブトンネル探検!幻の鳥を探すも…!?

四草緑色隧道_表紙 台湾

 こんにちは。

 フィンランド大好きズッキーです。( *˙ω˙*)و

 台湾旅行3日目の続きです〜。

 台湾で初めてのタクシー移動をしました。海外のタクシーは変なところに連れて行かれるとか、ぼったくりがあるとか聞くのでめちゃくちゃ緊張しますね!

 

初めてのタクシー

 台南站に着くと、タクシー乗り場に特攻しました。

 今日はスケジュールがミチミチであまり時間がないのです。

 タクシー乗り場は意外と人が並んでいましたが、順繰りにタクシーが来るので、すぐに乗れました。

 台湾のタクシーはドアが自動で開閉しません。妻は閉め忘れて、タクシーの運転手さんに「ドア閉めて!」と言われてしまいました。

 運転手さんに「どこ行くの?」的なことを言われたので、『地球の歩き方』の開いたページを指差します。

 四草緑色隧道。それが今回の一つ目の目的地です。

名称四草緑色隧道(スーツァオリュースースイダオ)
住所台湾台南市安南区大衆路360号
電話番号06-2841610
営業時間8:30〜16:00
定休日
アクセスタクシー台南駅から20〜30分
バス98番バス 台南火車駅〜四草生態文化園区
10番バス(駅からはかなり遠回り)

 この場所、ちょっと交通の便が悪いので、バスで行くと、50分くらい時間がかかってしまいます。車だと30分くらいで行けるので、私たちのように時間がない人は、タクシーを使った方がいいかもしれません。

 タクシーの運転手さんは外国人と分かったらしく、ゆっくりと四草緑色隧道スーツァオリュースースイダオを発音してくれました。私は、カタカナ表記を目で追いながら確かめて、運転手さんが言った通りの発音でそれを復唱しました。

「ああ、そこなら知っているよ。前も連れて行ったよ」

みたいなことを言われました。たぶん。

「どこから来たの?」的なことを言われたので、「JAPAN」と答えたら、

「にほん、にほん」

と言われました。みんな「にほん」がわかるみたいです。

 というわけで出発進行!

 初めての台湾タクシーにかなりビビる私たち。タクシーには、道教の神様のストラップのようなものが飾られていて、その神様の存在が、タクシーを怖がるのがいいのか、安心してもいいのかよくわからない微妙に判断しづらい雰囲気を醸し出していいます。

 とにかく、電車の中で妻と打ち合わせした通り、google mapで変なところに行かないか一応確認しながら移動しました。

 タクシーの飛ばし方が少し荒いときもありましたが、どうやら順調に進んでいるようです。

 ププーッ!!

 所々で、タクシーの運転手さんがクラクションを鳴らします。

(妻)「なんでこんな、なんでもないところで鳴らすんだろ?」

 妻はちょっと不満そうです。少し、運転も荒かったですからね。この運転手さんは、ぐいんぐいんアクセルを踏みこむタイプの方でした。

(私)「クラクションで、後ろからいくからね、とか、横通るよ、とか合図出しているんだよ、たぶん。アメリカとかだと自転車でも後ろから行くとき、『君の右側今から通るよ〜』って言われたりするよ」

 とそれっぽいことを言うと、

(妻)「なるほど。日本の常識に囚われていたのか」

 と、妻は納得してくれました。

 まあ、実際どうかは知らないんですけどね。見ていると、そういうことかな〜と思っているだけで。

曝気

 街中を抜けると、沼(?)池(?)がたくさん並んでいる場所を通りました。

 池の中央に噴水に似た装置があり、盛んに水を噴き上げています。

(私)「あ〜、魚を養殖してるんだね。」

(妻)「あ〜、曝気ばっきしてるね。」

(私)「あれ、魚用の餌タンクだね。」

魚用餌タンク

 どうやら、魚の養殖池が並んでいるようです。私も妻もこの手の知識は謎にあるので、驚きは少ないのですが、あまり日本で見る機会がないので、興味津々です。淡水魚なのか、海水魚なのか、そしてどんな魚を飼育しているのかとても気になります。もしかしたら、ここでサバヒーを育てているのかな??

 そんなこんなしている間に、目的地に着きました。

 四草緑色隧道はマングローブのトンネルなので、目的地は水辺にあります。

 

【用語説明】

曝気とは…
水棲生物の生息環境を良くするために、水中に酸素を供給すること。養殖などで、水棲生物が自然環境より密な環境では、餌の残りカスや糞などにより、水質汚染の可能性が高まるので、水質の改善のために重要な技術です。主な役割は次の3点です。

  • 水棲生物に必要な酸素を供給する
  • 有機物(餌の残りカスや糞など)の微生物による分解を早める
  • 水中に溶けている有毒ガスの除去

(Cf. 曝気とは?曝気についての基礎知識|セイスイ工業株式会社、『最新水産ハンドブック』島一雄ほか編 2012 講談社)

 

マングローブトンネルとクロツラヘラサギ

四草生態之旅の看板(四草緑色隧道遊覧船の乗り場横の看板)

 四草緑色隧道に着いた私たち。

 外のチケット売り場でチケットを買います。料金は一人200元。『地球の歩き方』によると、休日は早めにチケットの販売を打ち切ることがあるそうです。

 ツアーは二種類あり、窓口が分かれているので注意してください。四草緑色隧道に行く方のチケットを買いましょう。緑色隧道は30分、台江観光船は70分なので、間違えると倍以上の時間、拘束されてしまいます。私の時は台江観光船の窓口しか開いていませんでしたが、そこで緑色隧道のチケットを指差して買いました。

 チケット売り場の横の入り口を入ると、椅子が並んでいて、先着順に船に乗れるようになっています。一番前に乗るか、一番後ろに乗るかがベストだとどこかのブログで見たので、その情報を頼りに、すぐには船に乗る列に並ばずに、先頭の方に乗れるように、前の集団が船に乗り終わるのを待って、船に乗る列に並びます。少し待った甲斐があって、私たちの前は1家族のみだったので、先頭に乗れそうです。船は2艘で運行しているようでした。

 しばらく待つと、船が戻ってきたので、ライフジャケットを着て、現地人っぽい笠を被って乗船。ライフジャケットの装着でモタモタしている間に、ほかのお客さんに順番を抜かされたりしましたが、最前列に座れました。椅子は、南国アジア圏にありがちなブラスチックの風呂椅子がそれなりに並べられていて、そこに自由に座っていく形です。ローカル感が素敵ですね。

 この四草緑色隧道の遊覧船の目的は、なんといっても、マングローブのトンネルと鳥です。隧道スイダオは「トンネル」という意味なので、緑色リュースー隧道スイダオは「緑のトンネル」という意味になります。四草は地名のようです。

四草緑色隧道_入口

 このあたりには、クロツラヘラサギという絶滅危惧種IB類(EN)の珍しい鳥が生息しています。日本野鳥の会によると、世界で7,081羽いるうちの4169羽が台湾で確認されています(2025年の調査)。日本では、716羽しか確認されていないので、台湾はクロツラヘラサギを見るには絶好の場所です。

 私も生きている姿は見たことがありません。ここでは、参考のために、国立科学博物館の剥製の写真を載せておきます。

和名クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)
英名Black-faced Spoonbill
学名Platalea minor
分類ペリカン目トキ科
生息地東アジア
(日本では九州を中心に越冬)
説明ヘラサギ類6種はクロトキ属に近縁(姉妹群)であることから、トキ類と同様に湾曲した細い嘴を経て、ヘラ状の嘴に進化したと推定される。本種は1988年には288羽まで減少したが、6,000羽に回復した。
国立科学博物館 特別展「鳥〜ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統」より

 この鳥がどれだけ珍しいかというと、日本で同じ絶滅危惧種IB類(EN)に指定されているトキは、現在世界に1万羽以上(2023年CRI online)、日本に576羽生息している(2024年環境省)というので、大雑把にいうと、トキと同じくらいレアな鳥です。例えば、同じ絶滅危惧種IB類のアマミノクロウサギに関しては、1万羽を優に超えているので、単純な数的には、トキやアマミノクロウサギより全然珍しい鳥と言えます。

北海道大学植物園に展示されているクロツラヘラサギ。脱色してもはや黒くないツラをしている

 というわけで、ちょっとドブ臭い中、血眼になって、クロツラヘラサギを探しました。

 ところが……。

 …鳥、いない。全然いない。

 鳴き声だけするのですが、全然鳥の姿が見当たりません。小鳥が時々ピュッと一瞬で横切って終わりです。仕方なく、トンボの写真を撮って、撮影欲求を満たそうとしますが、全然満ち足りた感じがしません。

四草緑色隧道のトンボ

 途中、木がかなり低く迫っているところがあり、かなりアクロバティックな感じで避けなければいけません。船頭さんが何ヶ国語かで「危ないよ〜」と言ってくれますが、日本語が聞こえた時だけ避けていたのでは、絶対に頭をぶつけてしまうので、写真撮影に夢中になりすぎないように注意してください。

 結局、最後まで鳥の姿をシャッターに収めることはできず、美しいマングローブのトンネルを見ただけで終わってしまいました。

四草緑色隧道_緑のトンネル

 マングローブ、めちゃくちゃ綺麗ですね!

 マングローブといえば、不思議な根の形をしている姿をイメージしていましたが、こうして一つの景色として眺めるのも良いものですね!

 実際はちょっとドブ臭いですが、写真的には映えること間違いなし!?

 ここに生えているマングローブは、ヤエヤマヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキ、ヒルギダマシの4種類らしいです(Cf. 四草グリーントンネル|交通部観光署雲嘉南浜海国家風景区管理処)。マングローブは、かなり独特の生態をしているので、今度は種子ができる時期に来たいなと思います。マングローブの一部の種類(メヒルギなど)は、胎生種子という、キュウリみたいな形の「親木についた状態で発芽する種子」を持つことで知られています。すごくないですか!? 

 次に来るときは鳥も見て、マングローブの種子も見に来たいです!! 

 どうやら、カニやムツゴロウも目を凝らせば見えることがあるらしいです。私は知らなかったので、全然見ていませんでした! 悲しい……(๑•́ – •̀๑)

 あ〜〜、なんで調べずに行ってしまったんだ〜〜!!

 

道教廟(四草大衆廟)

 遊覧船を降りた私たちは、トイレ休憩。トイレは遊覧船乗り場の横にあります。椅子もたくさんあるので、休憩にはもってこいです。団体客が現れて、私の周りを取り囲んでワイワイお話ししていて、楽しそうでした。

 そして、この遊覧船乗り場の横には、道教の寺廟がありました。

台南_四草大衆廟

 ネットで何を見たのか、この時はここを媽祖の廟だと勘違いした私。

 海に近いから、媽祖じゃないかなと早とちりしたのでしょう。

「昨日も道教のお寺(指南宮)見たし、今日はいっか」

と思って、ちょっと見ただけで満足して出ました。まさか、ここがオランダと戦った鄭成功と縁のある寺廟だとは思ってもいなかったのです(Cf. 四草大眾廟|交通部観光署雲嘉南浜海国家風景区管理処)。

 政府の交通部観光署のHPには、次のように書かれています。

台湾最初の古戦場 
康熙年間に、ここに祀られた鎮海大元帥「陳酉」は、鄭成功の先鋒隊の副将であり、功績を立てたことから四草の伝説の人物となったと伝えられています。

四草大衆廟|交通部観光署雲嘉南浜海国家風景区管理処(https://www.swcoast-nsa.gov.tw/ja/attraction/details/403

 ちなみに、鄭成功というのは清と戦った明の遺将で、17世紀に台湾開拓を主導した人です。それまでは、台湾は主に先住民族の土地でした。つまり、現在の台湾の基礎の基礎を作った人物と言っても過言ではない人物です。

▶︎台湾への漢民族の移住時期など

 知らないと、興味も持てないので、やはり、旅行に行くときの予習は重要ですね。あんまり予習しすぎると、行きたいところがありすぎて、逆に困ることも出てきますが…笑。

 

再びタクシー

 Google mapで帰りのバスを検索すると、どうやら1時間くらい来ない様子。バスが来るまで待つにはあまりにも暑いので、再びタクシーに乗ることに。遊覧船乗り場や道教廟がある広場には、タクシーが2台停まっていました。暑さのためか、タクシーは無人で、扉を開け放って、放置されています。

 タクシーに近づくと、遊覧船乗り場の近くの椅子から、おじさんが大きな声で、声をかけて来ました。どうやら日陰でくつろいでいたようです。

「タクシー乗るの?」

 たぶん、そう聞かれたのでしょう。

「そうだ」

と頷くと、「乗れ乗れ」と合図して来ました。

第三代虱目魚丸に連れて行って」

というと、場所がわからなかったので、Google mapを見せました。

「オッケー」

となったので、出発。

 マングローブ・タイムもなんだか一瞬で終わってしまったなあ、という寂しさを感じながら、台南の街へ戻ります。お腹も空いてきて、台南の町に着いたら、お昼ごはんを食べるのにちょうどいい時間になるでしょう。

 来たときと少し違う道を行くなあと思っていたら、なんだか有名な通りに連れて行ってくれたようです。古い建物を指差して「日本、日本」と連呼します。「お〜、日本の建物か〜」と思っていたら、次の建物を指差して「日本、日本」「イチ、ニ」と連呼します。どうやら、あの建物もこの建物も「日本」らしいです。なんの建物かわからないので、「日本1号館」と「日本2号館」と心の中で命名しました。

 そんな感じで、タクシーの中から旧統治時代の日本の建物を見物して、「観光案内してくれるなんて、優しいなあ」と思っていたら、お店につきました。

 ついに、待ちに待ったサバヒーの時間がやってきたようです。

 

まとめ

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 何も問題なく、タクシーに乗れてよかったです。

 以下に、注意点などをまとめてみました。

旅の注意ポイント

  • 台南駅から四草緑色隧道に行くにはバスだと時間がかかりすぎるかも!?
  • 四草緑色隧道には、鳥やマングローブのほかにカニやムツゴロウもいるので、見逃さないこと!

旅の新情報

  • 四草緑色隧道に行く途中の湿地は、広大な養殖スポットでした
  • 四草緑色隧道は、あのクロツラヘラサギが見れるすごいスポット!!
  • 四草大衆廟は台湾の中でもかなりの歴史がある寺廟
  • タクシーの運転手が観光案内をしてくれることもありますヽ(*゚▽゚)ノ

 

 それでは続きは次の記事で。また、読んでいただけると嬉しいです!

 

 

 

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