[令和6年台湾3日目⑤]暑さと疲労で喧嘩寸前!?古都台南の歴史と信仰に触れる寺廟巡り

台湾ちゃぽちゃぽツアーR6_3-5_神農街表紙 台湾

 こんにちは。ズッキーです!( *˙ω˙*)و

 次の果汁を摂取する前に、ちょっと寄り道をしました。

 今回は、妻とギスギスしながらも、台南の歴史的な街並みや寺廟を巡った様子をお届けします。

妻氏、疲労状態〈極きわみ〉

 台南の暑さ。

 私たちは、かなりダメージを受けていました。

 実は、前回記事にしたフルーツ店「清吉水果」に行く前後くらいから、問題は起き始めていました。

 妻が睡眠不足と暑さでやられてしまい、返事もままならない状態になっていました。私が話しかけても、考える元気がないのか、無言で身振りのみで返事してくる回数も増えました。疲労困憊でした。おそらく前日の寧夏夜市までの夜散歩も、妻の疲労にかなり貢献していたと思います。

 でも、こちらもそれに近い状態でした。北海道民にとって、まだ体が溶けて消失していないのが、奇跡のような気温の中、睡眠不足で頭も痛い状態。海外行き慣れていても、海外にいる以上、常に気は張った状態です。

 旅行中のコミュニケーション不足というのは、かなり致命的です。私がヘッポコなのも、功を奏して、妻のイライラゲージもすでに溜まっていました。ずっと一緒にいたら、お互いも不満に思うところはあるわけで、それが疲れて、体力のないときに、ひょっこり顔を出すことになります。結果、二人の間にギスギスとした空気が流れ始めます。

 ギースギスギスギスギス〜、と音がしそうなほどでした。

 こういう空気になると、私は普段の生活の中での相手への不満を思い出したり、些細なことでイライラしてしまいます。そしてイライラしている自分にもイライラ。今の相手の嫌なところばかりが過去の記憶とダブついて見えてしまいました。旅の疲れからか、普段ならフォローできる(かもしれない ᐠ( ᐕ )ᐟ)妻の言動に、つい語気が強くなったりしました。

 妻も同じ状態だったのかもしれません。

 そして、更にその空気を悪化する出来事がおきました。清吉水果(フルーツ屋さん)から出て、私がなんとなくで歩き始めたら、方角が逆だったのです。地図を見て、180度方向転換し、また清吉水果の店の前を歩くことになりました。その間、2、3分の出来事でしたが、やはり今の二人には良くないわけで……。

 ギースギスギスギスギス〜。

 ひえ〜〜。\(ᯅ̈ )/

 

イライラ道中

 冷静に考えたら、どこかのカフェで休憩すべきところだったのだと思いますが、その時の私に、その思考はなかったわけではありませんが、優先事項になりませんでした。

(私)「神農街行ってもいい?(・᷄ὢ・᷅; )」

(妻)「そっちで決めて(๐•̆ ·̭ •̆๐)」

(私)「む〜〜( ー̀ н ー́ )」

 ギースギスギスギスギス〜。

 女性心はめちゃムズですが、それに加えて、この時の私は疲れて「察しよう」とする気持ちすら失っていました。なので、私は「じゃあ」と神農街へ歩を進めました。

 さらに、台湾が安全だと感じ始めていたのもあって、少しだけ妻から物理的に距離を置きました。私も妻にイライラしてきて、プンプン状態でした。

水仙宮市場の青草茶のお店

 途中、日陰になっていそうな「水仙宮市場」というところも通りましたが、中はかなり暗く、お店もやっていなさそうな様子でした。日陰に行っても、妻との距離は離れたままです。

 

神農街シェンノンジェ

 というわけで、ギスギスした空気のまま神農街へ。

 冷静に考えれば「神農街の入り口にあったおしゃれなカフェで休憩するのが正解だったのかなあ」と何度か思い返したりもしたのですが、結局そのまま歩き続けちゃいました。

神農街入り口

 神農街は清代の建物が残る地区とされています。ここの建物は、他の台湾の建物とは趣が異なり、歴史や情緒を感じさせます。古都、台南が感じられる場所ですね!

神農街_アート横丁_カラフルな提灯

 窓に嵌まった鉄格子、2階から張り出すベランダ、タイル張りの壁の雰囲気は、どこかで見たような、見たことないような不思議な懐かしさがあります。今では、アート横丁ともされているからか、さまざまな絵の描かれたカラフルな提灯が軒に下がっています。

神農街の提灯

 赤い提灯に、ピカチュウに似た絵が描かれていました。微妙に少しずつ違うんだよなあ。

 

全台開基薬王廟

 神農街の奥に全台開基薬王廟という道教の寺廟があります。

全台開基薬王廟の外観
名称全台開基薬王廟
住所台南市金華路四段86號
営業時間6〜18時
アクセス徒歩台鐡台南駅から35分くらい
タクシー台鐡台南駅から10分

 この神農街の「神農」という名前は、この薬王廟に祀られている神様の名前から来ています。

 神農とは中国の伝説の王様(三皇)の一人です。中国人に農業を教えた人物だとされています。また、草を食べに食べまくり、薬草や毒草を人々に教えた人物ともされています。そのため、農業や薬学の神様として信仰されています。

↓神農さまや道教の神様について知りたい方はこちら!

 面白いのは、ここの薬王さんは、神農さんとは違う薬王(扁鵲へんじゃくさん)だという話があることです(Cf. 道教廟の世界)。それなのに、街の名前が神農街になっているので、なんだかこんがらがってしまいそうです。

 また、全台開・・基薬王廟の「台開」は台湾を開拓するという意味だと思われます。台湾が開拓され始めるのは、17世紀後半からなので、この廟がとても古いものだということがよくわかります。1685年建立と書かれることも多いですが、Google mapに書かれている情報では、1718年の建立という説もあるようです(Cf. Google map)。

 入っていいのかよくわからなかったのと、疲れていたのと、妻の様子が気になっていたので、薬王廟の中には入りませんでしたが、3階まで登れるそうです。観光地である神農街の一角にありながら、とても静かで荘厳な感じがしました。

 ガジュマルが隣の建物に絡みついていて、とても良い雰囲気があります。

街の景色に溶け込む薬王廟

 

南勢街

 神農街を出て、気分を変えるために、少し違う道で戻ることに。

 南勢街は、神農街から少しだけ南に降りたところにあります。神農街は北勢街とも呼ばれていた(Cf. 台湾国際放送HP)みたいなので、それに対して南勢街という名前がつけられたのでしょうか。

 

西羅殿

善徳堂でのお祭り。正面に椅子に乗った神様とその向かいに派手な服を着た法師がいる。

 何やら道教廟らしき建物の前に人混みができていました。何かのお祭りのようです。神様の像を載せた椅子を持った人がいて、廟の入り口近くで神様の椅子を上下に揺らしています。そして、神様の正面に立った派手な服を着た法師が、音楽に合わせて火の付いた松明のようなものを上下に振っています。

「なんだろう、これ??」

 見ていても何をやっているのか、全然わかりませんが、ジャンジャラ、ジャンジャラと銅鑼のような金属製打楽器の音と、ペポペポとラッパのような音が重なって、日本の雅楽とは違った、エスニックな不協和音がとても良い感じです。廟の入り口に下がっている垂れ幕をよく見ると、〇祝聖誕(○の部分が読み取れない)と書かれています。神様の誕生日でしょうか??

 私はこのときプンプンしていたので、早くここから離れたそうな妻を放置して、お祭りをしばらく見物しました。

 (´。• д人)ゴメンネ

 後で調べると、ここは1718年に建立された西羅殿(聖王公廟)という寺廟で、「広沢尊王(保安廣澤尊王)」という神様を祀る廟の一部のようです(Cf. 台南南勢街西羅殿公式HP)。広沢尊王は、台湾では福建省泉州の守神のような存在なので、もしかすると、このあたりは元々泉州系の移民が多かったのかもしれないですね。

 写真の建物は、その西羅殿のうち、善德堂(恩媽廳)という建物で、広沢尊王の奥さんである恩媽(妙応仙妃)を祀っているそうです。なので、おそらく椅子に座っている神様は妙応仙妃なのではないかと思います(違ったらゴメンなさい( ; >ㅿ人))。

 ただ、広沢尊王の聖誕は、毎年農暦(たぶん旧暦のこと)2月と8月で、奥さんの方の聖誕が元月(1月)と5月と書かれているので、10月に行われていたのが、何の儀式だったのかはわからず仕舞いでした。2回聖誕日があるのは、おそらく誕生日と道に入った日(仙人 or 神様になった日)の両方を祝っているのではないかと思われます。キリストも一回死んでるくらいなので、神業界では、2回聖誕日があるのも別におかしなことではないのでしょう。

 参拝の順番もHPに書いてあるので、参拝される方は参考にしてください。

 

風神廟

 風神廟は、西羅殿のすぐ隣にあります。風神を祀る寺廟で、1739年に建立されました。

風神廟_台湾唯一の風神を主祭神とする道教廟
名称風神廟
住所臺南市中西區民權路三段143巷8號
営業時間6:35~21:00
アクセス徒歩台鐡台南駅から35分くらい
タクシー台鐡台南駅から10分

 風神とは、その名の通り、風の神様です。政府のHPによると、風神は風を操る力を持つとされていて、航海業者や貿易商が順風満帆と航海の安全を祈願するために祀られたそうです。台湾開拓当時は、台湾に上陸するためには、船しか手段がなかったので、風の神様が信仰されたものと考えられます。本で調べていても、風神なんてほとんど出てこなかったなと思っていたら、台湾全土で、風神が主祭神祀られている廟はここだけだそうです。

 風は、飛行機にも関係すると思うので、海外によく行く人は拝んでおいた方がいいかもしれません。

 

まとめ

 ここまで読んでいただきありがとうございます。

 注意点などをまとめてみました。

旅の注意ポイント

  • 旅行は行きたいところがありすぎるからといって、詰め込みすぎると大変です!
  • 奥さんが疲れている様子なら、予定と相談して休むことも考えましょう!
  • 海外旅行は気温差にやられて、体調を崩しやすいです。きっちり睡眠時間を確保して身体を休めることが大切です!

旅の新情報

  • 神農街は清の時代のとてもノスタルジックな街並みが広がる観光地
  • 神農街の奥にある薬王廟は3階まで登れます!
  • 南勢街の西羅殿では10月にもお祭り(?)を行っていました!
  • 台南の風神廟は台湾で唯一風神を主祀神として祀っている寺廟で、航海や航空の安全祈願などに良いかも???

 

 この記事が役に立ったら、SNSなどで拡散してもらえると嬉しいです!

 

 寺廟巡りで小腹も空いて、次の記事では再びフルーツ店へ行きますよ!

 皆さんは旅先で体調を崩したり、パートナーとギスギスしてしまった経験はありますか? それをどのように乗り越えましたか? 

 次の話では、妻とのギスギスを乗り越えた話もあったり、なかったり!?

 

コメント