こんにちは。ズッキーです。
台湾でマングローブを見たときに、「マングローブの根ってなんであんな形をしているんだろう??」という疑問をもち、その内容を調べてブログ記事にしました。そのときに読んだ本をおすすめ順にご紹介します。
1位:『マングローブ林––変わりゆく海辺の森の生態系』小見山章著 2017 京都大学学術出版会
エビの養殖や炭焼き産業、スズの採掘で荒廃してきた生物多様性の宝庫「マングローブ林」は再生できるのか。原生林が残る時代からほぼ全域が二次林化した時代、荒廃地を植林で再生する時代へ、海辺の森の変貌を35年にわたって見つめてきた著者によるマングローブ研究の集大成。後戻りはしない自然とのつきあい方を探り、これからの地球環境を考える。
Amazon商品説明より引用
| 専門性 | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 情報量 | ★★★★★ |
素晴らしい本です。一般向けに書かれていながら、マングローブの最新の研究やわかっていないことがきちんと内容に盛り込まれていて、それでいてマングローブの基礎的な知識もカバーされています。マングローブの研究や調査がどういうものか、ということから、研究って何をすればいいのだろうという学生の興味にも応えてくれる本になっていると感じました。私が知りたかった、マングローブの吸水の仕組みや種子散布の話も書かれており、内容が充実していると感じました。今まで知らなかったマングローブの研究の世界を覗くことができました!
『マングローブ入門 海に生える緑の森』中村武久・中須賀常雄著 1998 めこん
| 専門性 | ★★★☆☆ |
| 読みやすさ | ★★★★☆ |
| 情報量 | ★★★★☆ |
マングローブは松や桜のように木の名前なのか? 「海辺に生える」この不思議な植物の姿が紹介される機会も増えましたが、実際にそれが何なのか、どうして注目されるのかを知る人は多くありません。
Amazon商品説明より引用
本書ではマングローブ研究の第一人者が生態や生い立ちといったマングローブの特徴を、図版を多用し丁寧に解説します。
また、マングローブ域に暮らす人々の生活や、日本人と関係あるエビ養殖の話などから、人間とマングローブの関わりを明らかにします。
古い本なので、少し内容が古いですが、マングローブの基本的な情報は網羅されています。まさにマングローブの入門書です。特に、それぞれのマングローブ構成樹木の図鑑(絵)が載っているため、それぞれの種の特徴を知りたいときには役に立つと思います。しかし、なんと言っても情報が古いです。マングローブの呼吸根の光合成の話や、胎生種子の詳しい話は、この本ではわかりません。まだマングローブが世間的にそれなりに知られるようになる前の本であることを頭に置いた上で、読んでいただいたら良いかと思います。
『マングローブ生態系探検図鑑』馬場繁幸監修 2017 偕成社
| 専門性 | ★★★★☆ |
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 情報量 | ★★★☆☆ |
「マングローブ」とは、熱帯・亜熱帯の地域の河口など、満潮で海水が入る場所に生える木のこと。この本では、主人公の小学生が、西表島にすむ研究者といっしょに島の干潟やマングローブ林を探検・体験するという設定で島のマングローブの生態系を知り、そのあと、さらに世界のマングローブ林の破壊や植林の現状についてもくわしく学ぶ、写真図鑑です。
Amazon商品説明より引用
子供用の本ですが、とても内容が充実していて、写真も豊富なので、マングローブの基礎を学ぶにはとても良い本です。親子で勉強になると思います。専門的な内容もわかりやすい言葉遣いで書かれているので、難しい内容もスルッと頭に入ってきます。気になるところは、本が大きすぎて、持ち運びができないことくらいでしょうか。子供用の本なので、本当に専門的なことはわかりませんが、マニアや研究者でもないかぎり、十分な情報が載っています。
『マングローブ林の生態系生態学』ダニエル M アロンギ著 2021 東京農業大学出版会
海と陸のエコトーン(移行帯)に位置するマングローブ林は、他の森林にはみられない特有の生態学的特徴を持っております。本書は、その独特なマングローブ林の成り立ちとこの森に依存して生きる様々な生物の挙動を、生態系生態学的な視点からまとめられ、マングローブの生理生態、生産や分解、真菌・細菌・プランクトン・エビ・カニ・魚類など多くの生物分類群の生態や生態系機能、土壌・水・セジメントの物理化学性、様々な形態の炭素・窒素・リン・微量元素の貯留や動態について、多数の研究例を引用しつつ詳しく紹介されています。
日本マングローブ学会紹介文「書籍『マングローブ林の生態系生態学』のご紹介」より引用
| 専門性 | ★★★★★★ |
| 読みやすさ | ★☆☆☆☆ |
| 情報量 | ★★★★★ |
マングローブの専門書です。痒いところのさらにその先に手が届く本です。正直、痒さも感じないので、手が届くことが良いのかどうかもわかりません。つまり、専門家やマニアには良いかもしれませんが、一般人にはちょっと難読だと思います。翻訳書なのもあって、私もよくわからなくて、途中で読むのをやめました。この本の内容は、研究者など、専門の方に任せることにしました。私の理解力が低くてすみません。





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