こんにちは。ズッキーです。
オーロラを見にフィンランドに来たはいいけど、実際、どうすれば現地でオーロラを見る可能性を高められるのでしょうか?
まずは現地での基本の3ステップをご紹介します。
- 光の少ない観測地を事前にチェック
- アプリで予報を確認(23時〜0時が狙い目)
- 防寒対策をして雲の切れ間を探す
この3つさえ押さえておけば、初めてでも成功率はググッと高まります。以下で詳しく解説しますね。
現地でのオーロラ観賞の流れ

順番にこなして行けばオーロラを見れるように、現地での流れを考えてみました。
- どこで見るかを決める
- オーロラ観賞スポットの目星をつける
- 日付と時間帯を決める
- オーロラの見やすい時間帯の目安
- オーロラ予報のKp値・確率を確認
- 天気が良い日・時間帯を確認
- 月の満ち欠けを確認
- 服装と準備
- 服装
- カメラの設定
どこでオーロラを見るかを決める
現地での観賞スポット選び
現地でオーロラ観賞をする場合のスポット選びのポイントは、
とにかく光のない場所に行くこと
です。
というのも、オーロラの光はとても弱いんですよね〜。

特にこれは、RovaniemiやSaariselkäなど、明るい街中のホテルに滞在する場合に重要です。
明るいうちに下見をして、街灯や街の明かりの届きにくい場所の見当をつけておくと、寒い時間に慌てて探さなくて済みます。
オーロラ観賞スポットについては、Rovaniemiを例に別記事で紹介していますので、詳しくはリンクをご覧ください!
オーロラを見る日付と時間帯を決める
時間帯の目安:23時〜0時がピーク
オーロラの見やすい時間は、地球の経度によって異なります。
フィンランドでは、大体23〜0時にそのピークがあると言われています。

お隣さんのノルウェーのTromsøでは、はっきりしたオーロラはUT0時(現地時間2時)より前に出現する傾向があることがわかっています(Nanjo et al. 2022)。
もちろん、これは統計的なデータによるもので、日によって、オーロラの出る時間は違います。
私は眠いので、寝てしまいますが、4時ごろに出たオーロラの写真を何度も見せてもらったことがあります。
ただ、フィンランドでも、近い時間にオーロラ出現のピークがあると考えられます(時差的に、後ろに1時間程度ズレはある)。
オーロラ予報のチェック
オーロラ予報は、オーロラの天気予報のようなものです。
27日前から予報が掲載されていますが、より正確なのは、3日前(72時間前)に出される予報です。
| Kp値 | オーロラの活動 |
| 0〜2 | 弱い |
| 3〜5 | 場所によっては見られる |
| 6〜7 | 明るく活動的 |
| 8〜9 | 超明るいし、超活発 |
オーロラの予報にはKp値という指標が使われることが多く、私の経験上、Kp≧4のときはオーロラを見られる可能性が高くなります。

また、フィンランドでは、北に行けば行くほど、Kp値が低くてもオーロラが見られるようになります。
ウェブサイトは、SWPCのHPがオススメです。スマホで見るには、後でご紹介するアプリの方が便利だと思います。
Kp値についての詳細は、別記事「Kp値ってなに?オーロラ予報サイトを解説!」をご覧ください。
天気予報をチェックする

オーロラは曇っていると見えません。
なので、天気予報はとても重要です。特に雲の動きがわかるものが良いです。
普通の天気予報を見て、大まかな傾向を掴んだあとで、雲の量や動きを確認しましょう。私はざっくり見たら、外に出て確認してしまいます。そっちの方が早くてラクなので。
雲の動きがわかるウェブサイトとしては、foreca.fiやwindy.comというサイトが見やすいです。
こちらも、スマホで見るには、後でご紹介するアプリが便利だと思います。
月の満ち欠けをチェックする

月は明るいので、オーロラを見るには、新月がベストです。
とはいえ、現地では、日程の調整はできません。
満月は夜間はずっと出ているので、避けることはできませんが、上弦の月と下弦の月に関しては、日によってはオーロラの観賞時間とずらすことができるかもしれません。
| 時間帯 | |
| 上弦の月 | 昼 〜 真夜中 |
| 下弦の月 | 真夜中 〜 昼 |

ウェブサイトは、月カレンダーやMoon Phase Calenderが良いと思います。
どうしても明るい場合は、肉眼で見えにくくなるだけなので、カメラも使って探しましょう。カメラの方がオーロラの色に敏感です。
私もオーロラが弱い時は、写真を撮ってみて探していました。人間の目って、夜は色が見えにくいんですよ。
便利なオーロラ予報アプリを活用する

現地での雲の情報や、オーロラ予報情報については、アプリの使用が便利です。
情報が一つにまとまっている上、こちらの位置情報を元にオーロラの発生確率を教えてくれるので、ウェブサイトよりも分かりやすいです。
私がオススメするアプリの使用方法については、「無料オーロラ・アプリ「My Aurora Forecast & Alerts」の使い方」という記事で紹介しています。
オーロラ予報に重要な「Kp」という指標についても別記事でご紹介していますので、リンクからご覧ください。
これらを総合的にみて、どの時間にオーロラが見やすいかを判断すると、効率よくオーロラを見ることができます。
オーロラを見る服装と撮影の準備
オーロラを見るためには、防寒対策が不可欠です。
「寒くてオーロラを見ずに帰ってしまった!」となると、あまりに悲しいので、しっかり準備してください。
また、思い出のためにも、オーロラの撮影もしたいですよね。スマホ・カメラの準備も忘れずにしていきましょう。
マイナス気温に耐える服装のポイント
防寒のレベルは、行く時期によって異なります。
秋(9月〜10月)に行く場合は、東京や大阪の冬の服装+αくらいで大丈夫だと思います。
しかし、それ以外の11月〜4月初頭に行く場合は、マイナス気温にも対応した服装が必要です。

極寒の中では、服装は重ね着で空気の層を作ることが基本です。
透湿性の高い下着を着て、汗を逃しつつ、フリース、厚手のダウンジャケットで、熱を外に逃さないようにして、寒さを防ぐのがオススメです。
また、手足の先や耳などの末端から冷えるので、手袋や靴下は2重にして、ニット帽やスノーブーツを履くなど、長時間外気に晒されても耐えられる格好をしてください。
詳しくは、別記事でご紹介していますので、下のリンクからご覧ください。
オーロラの撮影方法

大きなポイントは3つです。スマホでも基本原理は変わりません。
- とにかくカメラを揺らさずにとること
- 暗い夜でも光を多く取り込める設定にすること(露出を上げる)
- 冷静に構図を考えて撮る
また、マイナスの気温の中では、バッテリーがものすごく消耗しやすいので気をつけてください。
オーロラの撮影方法や三脚などの撮影道具については、下のリンクで詳しく説明しています。
まとめ:オーロラ観賞のチェックリスト
いかがでしたか?
現地で、オーロラ観賞をするためのポイントをもう一度まとめてみました。
- 観測スポット:街の光から離れた暗い場所へ移動
- 時間:予報を参考に、ピーク時間帯を狙う
- 天気:雲の動きをチェックし、晴れ間を探す
- 月:月の満ち欠けを考慮し、光害を避ける
- 服装と機材:万全の防寒対策とバッテリー管理
オーロラは自然現象なので100%はありません。でも、寒い夜に空を見上げて待つ時間も、旅の大切な思い出になるはず!!
とりあえず、オーロラ予報アプリを入れて、オーロラ予報とはどういうものかを試しに確認してみるところから始めるとワクワクして楽しいですよ!
もっと詳しく知りたい方へ:オーロラ関連リンク集
参考文献
- Nanjo, S., Nozawa, S., Yamamoto, M., Kawabata, T., Johnsen, M. G., Tsuda, T. T., & Hosokawa, K. (2022). An automated auroral detection system using deep learning: real-time operation in Tromsø, Norway. Scientific Reports, 12(1), 8038.
- 『一生に一度は見たい絶景の楽しみ方 オーロラ・ウォッチングガイド』赤祖父俊一 監修 2018 誠文堂新光社
- 『オーロラ・ウォッチング オーロラに会いにいこう』上出洋介 監修 2005 誠文堂新光社
- 『オーロラ 世界で一番美しい光』Pál Brekke 2015 山と渓谷社








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