こんにちは。ズッキーです。
「フィンランドの蚊に刺されるとなぜ痛いか?」という疑問を解消すべく、様々な「蚊」に関する本を読みました。手に入った本には限りがありましたが、今回はその中から「フィンランドの蚊に関する知見を得る上での貢献度」「専門性と読みやすさのバランス」「得られる情報量」を基準に、特におすすめしたい書籍をランキング形式でご紹介します。
1位『なぜ蚊は人を襲うのか』嘉糠洋陸 2016
オスと交配したメス蚊だけがまさに人を襲うバンパイアと化し、ときに恐るべき病原体を人の体内に注入。吸血された人を《患者》というものに変えてしまう。アフリカの大地で巨大蚊柱と格闘し、アマゾンでは牛に群がる蚊を追う。かたや研究室で万単位の蚊を飼育。そんな著者だからこそ語れる蚊の知られざる奇妙な生態の数々。
Amazonの商品説明より引用
| 専門性 | ★★★★☆ |
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 情報量 | ★★★★☆ |
専門書としても良いですが、何よりもとてもわかりやすく書かれています。蚊の研究者としての「蚊」の経験談が豊富で、他の本にはない情報(アラスカの蚊柱の話など)についてもおもしろおかしく書かれています。新書なので、読み物としても面白く、蚊について楽しみながら学ぶことができます。特に「フィンランドの蚊に刺されるとなぜ痛いか?」についても、この本から多くのヒントをもらいました。刺すのが下手な蚊がいることや、蚊の種類によって痛みがある種がいることをこの本で知れたことは大きいと感じました。
2位『蚊』池庄司敏明 2015
「人類史上最大の病気」ともいわれたマラリアを媒介するカ――カとヒトのかかわりについての研究を永年にわたり続けてきた著者の集大成。
Amazonの商品説明より引用
| 専門性 | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★☆☆ |
| 情報量 | ★★★★★ |
蚊の専門書です。蚊にフォーカスした教科書的な本です。人間との関わりから蚊の生態まで、蚊について、かなり広い分野を網羅しています。専門書の割には、かなり読みやすく書かれているため、難しく思える実験の内容も案外スルリと頭に入ってきました(個人差があると思います)。私が読んだのは、第1版(1993年)の方ですが、第2版の方が内容も少し増強しているので、より良いはずです。
3位『蚊の観察と生態調査』
人から吸血し、病気を媒介する蚊。蚊は本当のところどんな生物なのでしょうか? もっとも普通に見られる「アカイエカ」、最近、流行が心配されるデング熱の媒介蚊である「ヒトスジシマカ」、津波被災地で大発生が観察された「イナトミシオカ」など、比較的身近な蚊を中心に、 日々、公園で自ら蚊に刺されながら調査研究を進める著者が、初心者にもわかりやすい達意の文章で、蚊の驚きの生態と習性を紹介します。
Amazonの商品説明より引用
| 専門性 | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★☆☆ |
| 情報量 | ★★★★★ |
上記二つの本では物足りない内容を、この本でカバーしてもらいました。専門書なので、こちらも内容は難しいところもありますが、入門的な本とされている通り、わかりやすく書かれています。蚊のカラー写真も載っていて、私はマジマジと蚊を見る機会がなかったので、眺めるだけでも面白かったです。かゆいところに手が届くような本でした。ただ、題名からも察せられる通り、蚊の研究者の卵向けに書かれているのか、蚊の調査方法にフォーカスしている部分があるため、万人受けするかはちょっとわからないです。
4位 『あなたは嫌いかもしれないけど、とってもおもしろい蚊』三條場千寿・比嘉由紀子・沢辺京子 2019
世界を飛び回る女性蚊学者が、蚊になり替わって蚊を熱く解説する愛と偏りの書。
Amazonの商品説明より引用
嫌われ者の極致である蚊を、「蚊は美しい」とのたまうリケジョたちが、蚊になり替わって熱く語ります。
| 専門性 | ★★☆☆☆ |
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 情報量 | ★★★☆☆ |
Q&A方式で書かれているので、とてもわかりやすいです。しかし、内容的には、他の本には及ばないと感じました。日本に生息する蚊の図鑑が掲載されていて、蚊の姿を比較しながら、その特徴を学ぶことができます。語りかけるような口調で、簡単な表現を使って書かれているので、子どもと一緒に勉強するにはとても良い本だと思います。「フィンランドの蚊に刺されるとなぜ痛いか?」を調べるときには、基礎的な内容だけではカバーしきれない部分が多く、私としては物足りないと感じました。
まとめ
蚊について深く知りたい方、あるいは私と同じように特定の疑問を持っている方にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。ぜひ気になる一冊を手に取って、奥深い蚊の世界を覗いてみてくださいね! 何か蚊に関する疑問があれば、SNS等でコメントください!




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