驚愕!フィンランドの移動クラブバス!?Vappuを彩るWesibussiを体験inオウル

文化・生活

 こんにちは。ズッキーです。

 フィンランドには、5月1日にWappuとかVappuとか呼ばれるお祝いの日があります。

 

Vappu(Wappu)というフィンランドのお祭り

 5月1日といえば、日本でもメーデーとあるように、ヨーロッパ中に存在する祝日です。そのため、フィンランドのVappuもメーデーと訳されることもあるかもしれません。でも、アメリカとか日本の、労働者の祭典と言われるメーデーとは性質を異にするものなのではないかと私は思います。

 どちらかというと、

「春だああああああ!!」

という心の叫び声を形にするお祭りです。10-11月頃から始まる長くて暗い冬が終わったことを喜ぶ日なのです。

 フィンランドの冬を体験すると、太陽の光に当たることが本当に嬉しい。それだけで、幸せを感じられます。だって、春なのですっ!

 まあ、若干雪が残っている場所はあったりはしますが。

 そもそも、Vappuを最も盛大に祝うのは、Vappuの前日(Vappuaatto)、4月30日です。

 学生はオーバーオール(opiskelijahaalarit)を着て、帽子(ylioppilaslakki)を被って、街に繰り出します。

サウナを引っ張る人も帽子とつなぎを装着している。背中にお尻をぶら下げている人も!?

 

とても優秀な交通手段Wesibussi

 オウルOuluでは、大学のあるlinnanmaaからOuluのkeskusta(city centre中心街)まで、まあまあ距離があるので、Wesibussiというpartyな雰囲気の学生貸切バスがこのパーティー時期だけ運行します(春と秋の年2回運行)。直訳すると、waterbus。名前の由来はよく知りません。このバス、乗客がとても多いせいか、なんと普通のバスより安いです。だから、私は移動手段としても利用していました。

乗客は多め
バスの中(いい感じに手ブレしています)

 バスの中では、お酒を飲みながら、クラブ(パーティ)ミュージックを流して踊り狂います(人が多すぎてそんなに動けないけど)。移動クラブとも言うべき、とてもハッピーなバスです。フィンランドに行くような日本人は大人しいらしく、私を含めた、大体の日本人留学生はこのノリについていけませんでした。が、ノったフリをして乗り切ることはできます。

 バスが信号などで止まると、イベントが始まります。みんなでバスを揺らすのです。横へ揺らすパターンと上下に揺らすパターンがあります。横に揺らす時は聞き取れませんでしたが、縦に揺らすときは、”ALASTI!”と言いながら、膝を曲げてバスを揺らします。”alasti”が”naked(裸)”という意味なのですが、これに”alas”が”down(下に)”の意味を引っ掛けています。ちょっとした言葉遊びですね。

 これを外から見ると、漫画とかチキチキマシーンで見るような、あり得ないバスの揺れ方をしているので、乗っている時とは違う意味で感動します。バスは揺らすと結構揺らせるのです!

 このWesibussiの話をHelsinkiの人にしたら通じなかったので、Oulun yliopsito(オウル大学)特有の文化なのかもしれません。フィンランド人が、バスの中でこんなに他の人と体を近づける機会なんて、あまりないので、「え、フィンランドの人って、こんなに人と近づいて大丈夫なの?」と心配になるレベルです。このときばかりは、「フィンランド人がシャイって言ったやつはホント誰だよ」と思います。それだけでかなり新鮮な体験だと思うのだけれど、音楽が大きすぎて耳がおかしくなることなどを考えると、日本人にはすごくおすすめはできません。

 でも、私の場合は、いくら自分がノリについていけなくても、このハッピーなムードは嫌いじゃありませんでした。

 途中、原っぱと林の青空トイレで用を足す休憩時間を挟みます。女子学生も草むらで用を足しますが、奥の方は見ないのがマナーです。そうしてさらにバスの中でアルコールを添加して、パーティの主戦場である街に繰り出すわけです。バスの中でも、パーティの準備運動ができちゃうなんて、めちゃくちゃ効率が良いな、と感心すら覚えます。会場に着く前から、パーティはすでに始まっているのです。

降りた先で並ぶ人々。バスに何度も乗る人もいるらしい

 よ〜し。気合い入れてこっ!!

 パーティだ!!

 え、まあ私は気合い入れないですけどね!

 ちょっとクラブのノリについていけない。

 それでは〜。

 

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