フィンランドの春はこれを食べる!Vappuの伝統的な食べ物と飲み物

春の祭りVappuの伝統的な食べ物と飲み物 文化・生活

 こんにちは。ズッキーです。

 知らない土地のお祭りってなんとなくワクワクしますよね。でも、後から「え、こんな限定の食べ物があったの!?」と知って、「まじで!?」と悔しい思いをしたことはありませんか? 
(←私はありがち笑)

 今回は、そんな後悔をしないために、フィンランドの春を祝うお祭り「Vappu(ヴァップ)」限定の美味しい(?)食べ物をご紹介します! この記事を読めば、あなたもフィンランドの春の味を超完璧に楽しめちゃいます!

 

フィンランドの祭り:Vappuってなに??

 Vappuヴァップは英語で「メーデー」と訳される通り、5月1日に行われる春を祝うお祭りです。日本でいうちょうどゴールデンウィークの前半から真ん中くらいで行われるので、もしかしたら遭遇する日本人も多いのではないかと思います。

 しかし、不思議なことにこのお祭りのピークは前日の4月30日(vappuaattoヴァップアアットといいます)にあります。学生たちが街中でさまざまなイベントを起こすのを見たい方は、4月30日までにフィンランドに滞在することをおすすめします。

 この2日間は、街中はお祭り騒ぎです。フィンランド人は、この2日間に寒い中でも春を感じたいと、家族や友達とピクニックに行くことが多いです。皆さんも、この時期にフィンランドに行ったら、現地人に混じってピクニックをしてみてはいかがでしょうか。

 そんなピクニックのお供にも最適なのが、Vappuの時期に特別に楽しまれるsimaシマtippaleipäティッパレイパmunkkiムンッキです。この時期には、スーパーや屋台で購入することができるほか、カフェでも楽しめます。それでは、ご紹介していきます。

 

Vappuの飲み物:sima

 Vappuの飲み物としては、お祝いのお酒として、スパークリングワインを飲むことも多いですが、ぜひ試してほしいのがsimaという飲み物です。

 

私のイチオシの飲み物:sima(シマ)

 simaシマは、フィンランドでVappuの時期にだけ飲める美味しい飲み物です。

Vappuの伝統的な飲み物:sima。レーズンが浮かんでいます

 写真の通り、琥珀色をした飲み物です。甘酸っぱくて、少しだけ炭酸を感じる、この飲み物は、暖かくなり始めた春にぴったりの飲み物です。

 でも、写真だけでは、どんな飲み物かイメージがつきにくいと思うので、もう少し詳しく説明しますね。

 英語サイトによると、simaは、英語で “Finnish fermented lemonade” (微発酵レモネード)と訳されます。ミード(蜂蜜酒)と訳されることもありますが、元々はハチミツを使う上流階級の飲み物だったようですが、現在ではハチミツではなく砂糖を使うことが多く、材料もレモネードの方が近いので、私は「微発酵レモネード訳」を推しています。

 材料は、レモン、干しレーズン、ドライイースト、砂糖、水です。イーストは可能なら、スパークリングワイン用のものがベストです。フィンランドでは、醸造用の道具一式がスーパーでも売っているので(私はTokmanniで購入していました)、自分で作ることができます。

 ただ、日本で作る場合は、アルコール度数が1%未満になるようにしないと、酒税法に引っかかるので注意してください。

 スーパーで既製品を購入することもできますが、フィンランド人は自分たちで作ることが多く、味は自家製のものの方が美味しいです。simaを作る際の材料のバランスと発酵具合が人によって違うので、自家製のsimaの場合、作り手によって味の違いが楽しめて、それがとても良いです。

テーブルのペットボトルに入っている飲み物は全部simaです

 しかし、ものによってはアルコール発酵が進んでしまっていて、お酒に弱い日本人は酔っ払うことがあります。注意してください。

 私はこの飲み物がかなり気に入っていて、時々炭酸飲料を飲むと、「あ〜、またsimaのみたいな〜」なんて考えたりしています。酸味はそれほど強くなく、甘くて美味しいので、もしこの時期にフィンランドに行くことがあれば、ぜひ試してほしい飲み物です。

 

Vappuの食べ物:tippaleipäとmunkki

 次は、Vappuでしか食べられない食べ物のご紹介です。

Tippaleipä(funnel cake)

 Tippaleipäは脳みそみたいにグネグネした食べ物です。”tippa”は漏れたしずく、”leipä”はパン。文字通りの意味では、グネグネのパンにはならなそうですが、ドーナツ生地を絞り袋に入れて、絞り出したものを揚げて作るので、このような形になるようです。

琥珀色の飲み物がsima。お皿に載ったグネグネした食べ物がtippaleipä。OuluにあるAntellというお店でいただきました

 食感は完全にかりんとうです。「うわ〜、これ。かりんとうだ!!」と思って食べました。一緒にお店に行った人は、フィンランド人の方だったので、かりんとうの共感が得られなくて少し悲しかったですが、これは間違いなく、かりんとうでした。

 現地ツアーサイトによると、18世紀simaと同様に、元々は上流階級の食べ物だったようですが、19世紀頃から、正式なVappuの食べ物とされるようになり、今では私のような庶民でも食べられるくらい、広まりました。

 Fazerでは1960年から変わらないレシピで作っているそうなので、試してみるのもいいかもしれませんね。

 ちなみに、私が行ったお店はAntellというお店で1880年にOuluオウルで開業したチェーン店です。今もあるのかと思って調べたら、お店の場所は違いますが、Ouluの街中にありましたので載せておきます。

 ネットで見た感じでは、現在の店舗も素敵なカフェなので、もしOuluに行く機会があれば、行ってみてもいいかもしれません。Vappuの時期には、私がいただいたTippaleipäやsimaも食べられると思います。

 

Munkki(Doughnut)

 munkkiムンッキというのは、カルダモンのスパイスの効いたドーナツです。私はシンプル・ドーナツがそこまで好きではないので、食べませんでした。見た目も普通のドーナツなので、試すほどとも感じませんでした。私は和菓子派なのです。

 this is finlandによると、munkkiの名前の由来は、monkモンク、すなわち修道士から来ています。修道士のローブに似た茶色と丸い形がドーナツの形に似ているから、そう名付けられたそうです。

 えっ、本気で言ってますか??

 色はわかるけど、形は全然似ていないような……。もしかして、髪の毛の形か??

 munkkiには、イースト菌を使ったものベーキングパウダーを使ったもの、中にジャムの入ったものシロップのコーティングされたものもありますが、フィンランドで伝統的なものはイーストで膨らませて、砂糖をたっぷりまぶした、しっかりどっしり目のmunkkiです。

 

まとめ:Vappuの伝統の食べ物と飲み物

まとめ
  • フィンランドには、Vappuで春を祝う特別な食べ物(tippaleipä、munkki)や飲み物(sima)があります!
  • 家族や友達とピクニックして、外で春を感じながら食べるのがフィンランド流!
  • もし外で食べるのに勇気が出なくても、カフェや屋台で購入して楽しむことができます!

 もしこの時期にフィンランドを訪れる機会があれば、ぜひ街角の屋台やカフェに立ち寄ってみてください。そして、このVappuの味を試してみてください。

 もし旅行が難しくても、これらのレシピは意外とシンプルです。家でフィンランドの味を再現してみるのも、素敵な楽しみ方かもしれませんね!!

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